バリで行き倒れ?の続きです。
傷心の割に深い眠りに落ちていった私は、
ドアをノックする音で目が覚めた。
ん?面倒だなぁ。。。誰?
仕方なくベッドから降りて、ドアの前に行き
ドアについてる丸いドアスコープから確認しようとした。
でも、ドアスコープが高すぎて覗けない。
チビってこういう時ホント困る。と思いながら
寝起きの無防備さでドアを開けた。
目の前には、ホテルのスタッフらしい女性。
私が出ると「よかったぁ!」というような顔をして
差し出してくれたのがこれ。
お花?誰から?え?
「Doctor?Hospital?」と電話をかけるような仕草で
心配そうに聞いてくれたが、お断りし、ドアを閉めて気が付いた。
私、Tシャツにパンツ姿だった(^_^;)
しばらくして、またドアをノックする音。
今度は短パンを履いて出る(笑)
ホテルスタッフらしい若い男の子。(履いてよかった!)
手にはこれを持っていて
フルーツ盛!
わぁー、うれしいー。
「ブブール(バリのお粥)はルームサービスで注文できますか?」
と聞いてみると
「メニューにはないけど作れる」とのことだったので
とりあえずオーダーせず、ドアを閉めた。
そして30分も経たないうちに、またドアノック。
さっきの男性が立っていて、また手に何か持ってる。
えーーー!
「ブブールはギフトです」
「でも他に何か注文してほしい」
と笑顔でテーブルに置いてくれた。
嘘でしょ?なにこの展開。
チェックアウトの時、法外な値段をふっかけられるとか?
いやー、違うな。そういう人たちには見えない。
ブブールは、鳥のささみをさいたようなのが入っていたり
とっても優しいお味でした。
フルーツも、ちゃんとナイフも添えてあって
いくつかいただきました。
食べたことのないようなものが多くて
皮を剥きながら、どんなだろう?と楽しかった。
バリに来て早々に、大変なことになったけれど
行き倒れたおかげ?
道端でフラフラしていたところを抱えてくれた上に
車でホテルまで連れていってホテルの人にいきさつを話してくれた
地元のバリの男性たち。
ホテルのスタッフさんたちも、フラフラでろくに歩けない私を
3階のお部屋まで抱きかかえて運んでくれて。
そのスタッフからの伝達が他のスタッフになかったら、
こんな予想を超えたおもてなしはなかったと思う。
計算されたマニュアル通りのものではない、
心のこもった、あたたかい接客と笑顔。
私なりに妄想してみた。
あのお部屋の人、体調悪くて心配だよ!
じゃあ、お花持ってお見舞いがてら見てくるわ!
ドアまで出て来たけど病院は行かないってきかないのよ。
夕食は無理だろうから、果物でも持っていってあげようか!
ブブールのこと、聞かれたよ。おなかはすいているらしい(笑)
じゃあ、ブブールつくって持っていってあげよう!
こんな感じ?^ ^
バリから戻って来て間もないけれど
最初に助けてくれたバリの男性たちに
日本のお土産を持って、もう一度バリに行きたい。
ちゃんと御礼を言いたい。
そしてもちろん、パリガタリゾートアンドスパに泊まる!
バリ島に着いて2日めで、バリ大好きになっちゃった♫
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