母の呼び方

母の呼び方といっても、
母・お母さん・ママ・かあちゃん・おかん
いろんな呼び方があるけれど、

いつの頃からか、私も姉も
「あのね」とか「ねぇ」と話しかけるだけで
特別な呼び方をしなくなっていた。

父親を「パパ」と呼んでいたんだから
きっと「ママ」と呼んでいたと思うけれど
これがどうしても思い出せない。
いつから言い出したかもわからない。

姉との間で話す時には、
お互いに「あの人」と言っていた。
「こないだ、あの人がまた怒り出してさ」
みたいな感じ。

これもいつからなのか
姉と私、どちらから使い始めたのか
全く思い出せない。

私が母のことを「あの人」ではなく
「母」と言い出したのは、2008年頃。

心と身体が壊れたことで、
東京から滋賀に引き取ってから。

介護保険サービスのお世話になるため、
ケアマネさん、デイサービス、通院、など
「あの人」では伝わらないため
「母」と言うようになった。

それでも、本人には最期まで
「お母さん」と呼ぶことができなかった。
「お母さん」と呼ばないまま終わってしまった。

考えてみれば「お母さん」って
肩書きのようなものかもしれない。

人は肩書き通りの人間になっていくというけれど、
私も社長と呼ばれるようになって
確かに肩書き通りの意識に変わっていったと思う。

最初は落ち着かず、恥ずかしくて
やめてほしいと思っていたくらい。
だけど、だんだんと変わっていった。

だとしたら、母へも
「お母さん」「ママ」と
呼び続けてあげれば良かったのかもしれない。
そしたら少しは違ったのかもしれない。

それに、私も
3人の子供たちだけでなく、
長男のお嫁さんからも「お母さん」
と呼ばれるようになり、

肩書きどうこうの理屈より、
やっぱり嬉しいもの。

「どうしてママと呼ばないの?」等
母から文句を言われたこともないので
今まで全く気づかなかったけれど。


あんなに怒りん坊だったのに、
肝心なことは怒っていないんだなぁ。


本当に、
とことん不器用だったと思う。


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この記事を書いた人

滋賀県近江八幡市在住・サロンオーナー。
心理セラピスト、スピリチュアリスト
心と身体♡愛のセラピスト、内田 八千代です。
やっちーと呼んでください😊
いわゆるHSPのさらに数少ない派、
非HSS型HSE〈明るくて社交的だけど繊細) です。
HSPは診断名ではありません。
私の場合は自分の特性として仕事に活かしています。
自分らしく生きたいけどそもそも自分らしくがわからない。
何かうまくいかない生きづらさを感じるなら
「催眠療法」を活用してみて。

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